Act.1

 

2000年7月23日

 

見て驚け〜恐怖の黒なめくじだよ〜んこれは何?!と見た時にはびっくりこけた黒ナメクジ。ひとさし指くらいの太さ。日本のものよりも粘度が少ない感じ。イギリス北部の町ヘルムズリーからリーヴォーアビーの廃墟に向かう山道にて。ちなみに、英国本土最北端の地でも同種のやつ発見。一緒にいたオランダ人の夫婦の話ではオランダにもいるけど、こんなに黒くないそうです。ということは、少なくとも西ヨーロッパ全般にいそうだな。あーやだやだ。

 

晴れ渡る青空を背に、くっきりと浮かび上がる看板は、ソファ?を担いだ力士らしい人物。しかし、この力士何かヘン。そう、まわしの紐が描かれていないので、全裸に黒ベタつきのようなあやしい看板となってしまった。ついでにモザイクをかけてみました。(下写真)

ジョージ朝時代の瀟洒な町として名高い南西部のタンブリッジ・ウェルズ(ケント)にて。

ごみばこの上にとまるカモメの図。イギリス最西端のコーンウォールに入って何が驚いたって、町中をうろつくカモメの姿でありました。特に、街角でばったり向こうから歩いてきたカモメと鉢合わせした日には、「ああ、ここは最果ての地、コーンウォールなのだ」としみじみ実感しました。町なかの屋根の上、普通ならハトがいる場所がぎっしりカモメなのです。

港町トゥルーロー(コーンウォール)にて。

本来、看板を下げていたとおぼしき場所から垂れ下がるこいのぼり? 何が言いたいのか。この色鮮やかなこいのぼりも、周辺のくすんだ色彩の中ではそう悪くない。

鉄道が果てる西の町ペンザンス(コーンウォール)にて。

広大な庭園を彩るトピアリーの管理は大変だと思っていたら、思わぬ秘密を見てしまった。こうやって手入れをするのですね。これなら結構楽かな。全ての庭園でやっているかどうかは不明ですが、このような例もあるという証拠写真ね。ランハイドロック庭園(コーンウォール)にて。

へんなものではないかも知れませんが、ちょっと載せたかったので。上の金属プレートは読みにくいですが、下にはJ.A.ワイト、獣医とあります。ジェイムズ・アルフレッド・ワイト、筆名ジェイムズ・ヘリオットと上のドナルド・シンクレア(物語中のシーグフリード・ファーノン)の表札なのでした。北部の町サースク(ヨークシャー)にて。

これが何かと聞かれたら、フィッシュアンドチップスの看板です、と答えるしかない。どこがヘンなのかというと、この魚すごーくめつきが悪いのよ。この時の50日程のイギリス旅行の最後の1枚がこれでした。へんなのは私かも。ペンザンス(コーンウォール)にて。

飾り窓の中に麗々しく展示されているのは、かの有名なトマス・ハリスの「ハンニバル」。最近邦訳が話題を呼んでいますが、これは去年の6月の写真。でもでも、かっこいいおじさまとは言っても、食人趣味のサイコな殺人鬼の本をこんなにプッシュしちゃっていいの? 殉教した敬虔な王が埋葬されているというベリー・セント・エドマンズ(ノーフォーク)にて。

何気なく庭の片隅に置かれていたこびと?の像。何ともいえぬ屍食鬼のような不気味な面構え。こんなのが自分の庭にいたらイヤダ。映画「英国式庭園殺人事件」の撮影が行われたグルームブリッジ・プレイス庭園(ケント)にて。

どちらかと言うと名前につられて行ったジ・アウル・ハウスは、いまいちぱっとしない状態だったものの、大ヒットだったのはトイレ。ちりばめられた薔薇の小花がなかなかチャーミング。ケントにて。

ベンチにひつじが寝ている〜。この広場自体が前衛芸術の展示場だったようですが、座れないベンチなんて。この後、雨の中を散策して歩いて、たどり着いた場所は鉄線で囲まれた刑務所の運動場でした。北部イングランド、バーナード・カッスル(ダーラム)にて。

 
駅の花飾り。これを見たときにはぎょっとしました。極めつけは造り酒屋の飾り玉の如き緑の球体に目鼻とネクタイが下がったパパの像。こーゆーものを処々で拝んでいる以上、「イギリス人は趣味が良い」との意見に賛成する気には決してなれません。スターリングの鉄道駅(スコットランド)にて。  
何か良くわからないあやしいもの。窓枠支えらしい。ガーゴイル系統の妖怪で、口の中にも顔が見える。つまり人を飲んでいるのね。こーいうのは結構お目にかかります。起源は古いものの、これはそう古いものではないでしょう。南部の町ロムジー(ハンプシャー)にて。  
ショーウィンドウの中のディスプレイ。今回、マジでほれ込んで多少高価でも買って帰りたいと思ったものの、ふたかかえ程もあるその巨大さを考えて断念したもの。スコットランドの山間の町ピトロッホリーにて。夏目漱石も留学中にここに滞在した。  

数年前、初めてこの建物を本で見た時、これを見る為だけにロンドンからスコットランドへ往復しようかとかなり真剣に考えた。その時は実現しなかったもの、今回の旅で念願かなって感激のご対面となりました。建物の屋根がパイナップルという18世紀に愛されたデザイン。人里はなれた農地の真中にあり、おかげで殆ど無人状態。瞑想に耽るにはもってこいの地。下はサマーハウスになっている。建物は現在ナショナルトラスト・オブ・スコットランドの所有で、貸し別荘として使われています。滞在してみたい。中でパイナップルを食すのだ、勿論。スターリング郊外(スコットランド)にて。  

 

 

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