イギリスで見た
へんなもの

Act.3

2000年8月17日

 

 

ごく普通の民家の庭を取り囲む動物型トピアリーの数々。庭の持ち主が自分で作るのか、それとも専門家に依頼するのか、いずれにせよ、これは普通ではなかった。ゾウ、ヒツジ、亀、イグアナ、フラミンゴ等々…。南部ケントの町トンブリッジの住宅地にて。

既にご存知の方も多いかと思いますが、何故かアーケード街の中に鎮座ましましている巨大なガマ3名様のうちのおひとり。どのような由緒があるのか全く不明ですが、別の町で絵葉書になって売られているのを見たので、地方の名物であることに間違いはないでしょう。傍らのおばちゃんの不審げな目がコワイ…。南部の町トーントンにて。

(トーントン・ガマと命名。英語ならTaunton Toadよん。)

これは何? イギリスのトラックヤローか? 実はこれ、消防車なのだった。しかし、この車ではどちらかというと火をつけて回りそうに感じるのは私だけではあるまい。イギリス人の感覚ってやはり日本人とは違う?
有名なヘスタクーム・ガーデン、今は消防署の敷地で。

とある教会の墓地の一角。ちょっとおすましポーズの人物像には何故か首がナイ…。単なる老朽化と思うのですが、こういうのも薄気味悪い。例の人面3つがあったハマースミスの教会にて。

すごくぼやけた像でごめんなさい。町じゅうに貼ってあったポスター。ショーの広告らしい。困ったような顔をしたすっぽんぽんの男性が股間にボールを当てて隠している図で、題名は「Having a Ball」って、それって…わいせつ物陳列罪にひっかからないのたろうか。いや、それより単数形で良いのか? ヨーク市内にて。

下は渓流、超危なっかしい飛び石。実は事情があって片腕を肩から吊っていたのでバランスは更に悪い。恐る恐る渡り終えた後、対岸に「この橋は万人に適しているとは言えないので、自己責任で渡るように」との注意書き発見。両側に立てろよ〜。ヨークシャー、ヘアウッド・ハウスの庭園にて。

これだけじゃ大きさの見当がつかないでしょうが、ともかくでかかった…。70センチ? 1メートルくらいあったかな。ギリシアあたりからかっぱらってきたものと思われます。

博物館の展示を見ると、イギリス人の良心とか良識の所在を疑うことも結構あります。全てが非合法に持ち出されたものとは限らないけれど。(それ以上に悪いのは都合の良い法律を作って名目は合法的な場合。ヨーロッパ人の常套手段。)かと言って、正当な持ち主に返還するとなると、正しく保存されるかどうか極めて不安だというのもまた事実。

硬い話は抜きにして、この「大足」だけのどこが面白いのだろう。やっぱり、イギリス人て変…。更にわからないのは、このミニチュアがグッズとしてカタログ販売されている…。

命名、「チャッツワースの大足」。ダービシャーのチャッツワース・ハウスにて。今でもデヴォンシャー公爵キャヴェンディッシュ家の持ち物。

このどこが変なの? といわれそうですが、驚いたのはそのサイズ。子供の頭くらいの大きさがあったのです。庭の奥の方にあったので、持ち主も気づいていないかも。ときたまにしか公開にならないマナー・ハウス、スタンウェイ・ハウスの庭にて。有名なシュードリー・カッスルに割と近いのですが、その静寂は驚くほど。スチュアート時代の今にも崩壊しそうな館が素敵です。でも、住むにはちょっと問題ありかも知れませんが。

トピアリーです。どこに幹があるのかわからない見事なオットセイ、いや、アシカか、トドか、オタリアか。(実は区別を良く知らない…。)こんなものまでできちゃうなんて、流石イギリス人はトピアリー好き。でも、カワイイ。ハンプトンコート・フラワーショーの会場にて。

有名なのでご存知の方も多いでしょう。キフツゲート・コートの庭椅子。なかなか座りごこちが良いです。ヒドコート・マナーの目の前にある閑静でお薦めの庭。コッツウォルズにて。

 

  

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