英国ガーデンわんこ

 

2001年2月2日

 

B&Bの飼い犬ラナ。主が軍隊で東南アジアにいた時の家政婦の名を取ったそうである。父が黄色、母が白のリトリーバーで、生まれた子犬は白と黄まちまちだったって。この犬種の例に漏れず太りすぎ。とおってもおとなしくて優しい犬。(北部イングランド、ヨークにて)

イギリス人は犬が大好き、

でも庭園でお目にかかる機会は猫よりもずっと少ない。

地面を掘り返す習性もあって、園芸家には敬遠されがち。

私は犬については好みがうるさい。

狩猟犬系の中型以上の犬が好きだ。

だから、猫と違って犬の写真は極端に偏っている。

(と思ったが、結構撮れる犬は贅沢を言わずに撮っているな、こうやって見ると。)

タイトルのガーデンわんこは、

全くの嘘八百であることをここに白状いたします。

これは完全に不当表示です。

辛うじてガーデンわんこと言えそうなのは1匹のみ。

B&Bの飼い犬。ドアの外に立つときゃくきゃん鳴いて主人に知らせるので意外に役にたっているようだが、僅かのすきにゴミ箱に捨てた食べ物の包み紙をあさって廊下に撒き散らしたのには参った。しつけがなっとらん、私のせいじゃないから放っておいた。(北東部イングランド、ダーラムにて) 皆既日食を控えたコーンウォールには随分色々な人が流れ込んでいた。繁華街でたむろするルンペン風飼い主に連れられた犬が2匹。結構態度が大きいのだった。(南西部イングランド、コーンウォール、ペンザンス)
このコーギン(ターシャ・チューダーによるとコーギの複数形だと言うが、本当のところはどうか怪しい)は確か夫婦。買い物帰りの女主人を待っているところ。(スコットランドの町フォート・ウィリアムにて)。
宿のコーギ、ジェマ。12歳。何故か意味もなく(と思いたい)嫌われてしまって、写真を撮ろうとすると立ち上がってのそのそと移動してしまう。物凄い肥満体だが、かわいい。(北部イングランド、ノーサンバーランドのアニックにて。) 随分日差しが強い一日、スコットランドのアヴィモアにて。日蔭にいる黒犬、見えるかな?

人気がない村を歩いていると、走り出てきたシープドッグがしきりと愛想を振り撒く。すごくなつっこかった。寂しかったのかな。アウター・ヘブリディース諸島最北の港、ポート・オブ・ネスにて。 置物のような犬、コッツウォルズの観光地として名高いブロードウェイの町なかにて。(イングランド西部、グロスターシャー)

インヴァネスでB&Bを営む日英夫妻の犬ケリー、スタフォードシャー・ブルテリア。非常に人懐っこくて良く部屋に押しかけてくる。ドアがきちんと閉まらないので体力で押し開けてしまうのだ。「犬が笑う」という顔を初めて見た。 イギリスで見た一番のバカ犬はこれ。きゃんきゃんうるさく、しつけもサイテーで、とどめに部屋の隅にオシッコ。ジャックラッセル・テリア、名前はジョディだったかな。飼い主も強情で似たもの同士。ポート・オブ・ネス、アウター・ヘブリディースにて。

メルローズの宿の犬ミット。巨大な体躯に似合わずとても懐っこい。もさもさの分厚い毛皮も手触り最高だ。確かウルフハウンドとか。スコットランドのボーダースにて。

渡し舟の船頭の飼い犬。主人と一緒にマラザイアンの町から沖のセント・マイケルズ・マウントまでを行き来します。船べりから身を乗り出して景色を眺める元気が良い犬。(イギリス南西の果て、コーンウォール。) スコットランド史上に残る1745年の乱の折、チャールズ王子が滞在したトラクエア・ハウスの売店の入り口。猫と犬の珍しい交遊の図。(ボーダース、スコットランド)

一日ツアーで訪ねた小さな博物館のジャックラッセル・テリア。愛想の良い犬だった。一緒に写っているのは現地で知り合い2日間行動を共にした日本人。英国航空で日本とロンドンをせわしく行き来するばかりなので一念発起して田舎めぐりの旅に出たんだって。元気かな。オークニー諸島にて。 前出のケリー再び。自分の名前を覚えていて、会話を聞いているので、「black something」なる隠語で会話するのだと。へええ。手で押さえているのは私のスコットランド地図です。
世にも珍しいアイスクリームを舐める犬。確かに暑い日だった。スコットランドのピトロッホリーにて。

結構厳しい土地と思うが犬は外、猫は内、だった。猫は別のページに紹介します。名前は不明、宿の飼い犬。(カッスルベイ、アウター・ヘブリディース)

宿のラウンジには布で覆われた座席がひとつ。「ここはマックスの席です。ここに坐る人は覆いを外して」つまり、これがそのマックスなのだった。更に宿泊客心得にも「マックスはいやしんぼなので余計な食べ物をやらないで下さい」って…。(ダンヴィーガン、アウター・ヘブリディース)

 

 

   

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