驚異の(脅威の、でも可)英国ガーデンバッズ

或は

名園で(または無名園で)見たへんなもの

ガーデングッズにあらず、ガーデンバッズであるとの名言を作ったのはいっけ氏であるが、

今回、そのガーダンバッズの名に恥じぬと思える品々を紹介します。

 

植物の精霊グリーンマンをイメージしているらしいが、なんじゃい、これは。顔があるカブか、はたまたマンドラゴラか。かの有名なデイヴィッド・オースティンの薔薇園にて。

 

噴水の傍らで逆立ちするいるか、だよね。実はラヴリーですんごく気に入っているのだ。デイヴィッド・オースティンの薔薇園にて。

周囲の景色も入れてみた。

これもオースティン・ローズにて。ライオンである。それだけ。

シュードリー・カッスルのお膝元、ウィンチクームの町中で見たラヴリーなガーデン・オブジェ。荷物になるので買わなかったことを後で凄く後悔する。

その名もジ・アウル・ハウスなる庭は、フクロウの置物で溢れていた。左はほの暗い森の木陰に立ちふさがるフクロウ、背面から。そして極めつけは右、ねずみを口にくわえた人面鳥。コワイぞ〜。

オールドローズで名高いシュードリー・カッスルの庭に突如出現したあやしげなその名も「シュードリーの薔薇」。何考えてるんだよー。(アーティストが売り込みにきたそうだ。)更に池には超巨大なトンボのオブジェも出現。恐ろしさのあまりそちらは写してないような気がする。残念。 やたらとがっちりとした孔雀のオブジェ。ポウィス・カッスルの庭にある。ここだけ妙な世界だったような気がする。

2年ぶりに訪ねたチャッツワース・ハウスで見た珍妙な噴水。ざくろ?の形の中に水が溜まると、ざあーっと流れて右のように開き、そしてまた閉じてとくとくと水を溜め込み…とそれをエンドレスでやっていた。なんとも馬鹿馬鹿しいシロモノだが、ベンチに坐って見物している人多数、そして私もまた馬鹿にしながら結構長い時間眺めていたのであった。同類…。(写真の特殊効果は私の悪戯です。こんなに輝いていません。)

最初に見たときこれが何かわからなかったのですが、今にして思えばこれはパッションフルーツに違いない。しかし、何故? 両手で抱えられた程の大きさ。キュー・ガーデンズにて。

これは個人の庭なのですが、結構こびとさんは人気あります。30年代頃の園芸書でも既にこびとの害が問題になっていたくらいだ。無彩色なのがまだまし、か。アウターヘブリディース、ストーノウェイにて。(つまり離島でも繁殖している。) シャチホコ、それともナマズか? ヨーロッパの庭園芸術の伝統にこの手の怪物は多いですが、こいつ特にへんな顔していない? ヘスタクーム・ガーデンにて。

バイロン男爵家の館ニューステッド・アビーは幽霊がいっぱい住んでいて、伝統があるところです。これはカメレオンの形の噴水。苔むしていて凄いバケモノのように見える。私がイギリスで見た屈指のキモチワルイもの。

 

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